「シフトレバーアッセンブリーください」 前編。  川瀬ブログです。

さてさて、今日の部品は入荷からだいぶ時間が経っているのですが・・・・実は揃えて出荷するのが大変な部品でありました。
こちらの写真は K 女史が到着時の合計 40品目程の部品を、すべて現品番号と発注番号が合っているか・・・・部品の寸法・特徴等のチェックをしている状況です。 (入荷時はまだ Tシャツの時期でした)



この 7月の暑い盛りに 「 T4ユーロバン用 オートマの シフトレバーアッセンブリーが欲しいのですが」 っていうお電話をいただいたわけです。少し調べると、元々 VW でも アッセンブリー交換する想定が無い部品なので全て単品の部品の集合体とわかりました。
で、過去の経験から一生懸命調べて全ての見積りを出しても、実は必要なのは 1〜2点だったという事が多々あるので・・・・「シフトレバーの何処が必要なんですか?」 「だから全部だよ」 ・・・・なんて問答の後に現車の シフトレバーの写真が送られて来て・・・・納得してしまいました。 はたしてどのくらいの期間か不明ですが、雨水が貯まって錆が発生・・・・そのまま固着したのでありますね。



で、同年式の VW の シフトレバー 部の資料を用意して、何が何個必要か調べて見積りの製作でございます。
マニュアルミッション と違って、オートマチックミッション の車輛は走行中に シフトレバーを ガチャガチャ やる必要がございません、と言うことはあまり消耗もしないので、社外品部品の メーカーも作ったりいたしません。 で、全て純正品での見積りとなりました。



すでに供給終了となっている部品が増えている T4 ユーロバンですが、幸運な事にほぼ全ての部品が入手できたのでありました。
これが一番肝心の セレクターレバー でありますが、ただの棒ではございませんね。



VW アウディ マーク の下に GERMANY。
701−713−123B の打刻が キレイに入っております。



こちらの部品が 池 ・・・・じゃなくって、セレクターハウジング でございます。
本来ならここに雨水が入る事は無いのですが、もし入ったとしても水が抜けるようになっておりますね。


こちらも セレクターレバー同様の打刻で、部品番号は 701−713−061B とやはり キレイに入っております。

で、もちろんこの スポンジ状の物も純正品の ガスケット。
さすがに スポンジに打刻は入っておりませんが、701−713−075 という部品番号となります。



ボールハウジング なる部品は、シフトレバー が カチカチって所定の位置で止まる仕掛けがあるわけですね。


他の部品同様に VW アウディ マークの下に GERMANY と 7D0−713−105 の番号が ピシッと入っております。
で、明日の後編は続くのでありました。




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