本日のブログは写真が多いです・・・。 川瀬ブログです。

今日の ブログ は写真の多さ新記録かな、の超豪華版・・・・、ではございません。
昨日の 「コメントは後ほど・・・・」 と先週金曜日の 「コメントは後ほど・・・・」 が合体しただけでありますが、内容はどちらも弊社 2 号車の アウディ TT 道路 スター (弊社の杉島にもう書かないでくださいって言われているので、これを最後に・・・) ではなくって、TT ロードスター 心機一転記録でございます。

まずは先週の金曜日に出していた 「春の陣」 でのことからであります。
弊社のお昼やお茶の時間はこの テーブル なのですが、鎮座する黒くて大きな物体は・・・・。 およそ、自動車部品とはわからぬ物でございます。



こちら側から見ると四角い金属が見えていて、多少機械風な雰囲気が出ています。



画像では続いた番号となっていますが 1J1−820−007B なる品番は、エバポレーターハウジング でございます。 (3桁目が奇数なので、左ハンドル用の品番)
当 ブログ をご覧の多くの方は、エバポレーター という物がなんぞや・・・・とお分かりかなと思いますが、存じ上げない方のために・・・・この部品は、まー冷蔵庫のようなもんで、これの中から夏は クーラー の涼しい空気が出てまいります。
ラベル には Made In Germany と製造 メーカー の Valeo の ロゴ が見えていますが、VAG (フォルクスワーゲンアウディ・グループ) の純正品。



到着時は、大きな箱の中からこのように出てきたわけで・・・・。




一緒に用意した スポンジ は愛嬌のあるのと・・・・。



愛嬌の無いのと・・・・、部品と言えども、愛嬌があった方がよろしいです。




1J1−819−021C なる、雨に濡らすな・・・・な部品は、ラベル には ドイツ 語品名 ゲベラ〜セ っとなっております。




こちらは冷蔵庫・・・・じゃなくって、エバポレーターハウジング の中から夏は涼しい、冬は暖かい空気を噴出す ゲベラ〜セ (ブロアファン)  うーん、こちらは家電でいうと・・・・掃除機の中身のようなもんでありますね。



裏から見ると、自動車部品というよりも・・・・やはり、掃除機の部品に見えてきてしまいます。



お次の箱は 1J1−819−031B の ラベル があり、ドイツ 語品名 ウェルメッァッシャ〜 ・・・・と読むのか、謎であります。



部品にも同じ番号が確認できて、安心であります。 



杉島の左手で全体像を撮るべくしっかり握られて・・・・、右手で シャッター を押したのでありましょう。  この部品はうっかりすると、手が血だらけになっていたりするので注意が必要。
部品は エバポレーター の隣部屋に入室なさる ヒーターコア。 エバポ の隣にいますが、やっている仕事は正反対。




次の部品は 1J0−907−660B の品番の上に HELLA の ロゴ と VW アウディマーク がございます。



この部品が必要になったのは、車が教えてくれたのでありました。


現代の部品らしい部品。 この部品が エンジン の オイルパン の中で オイル に浸かっているわけで・・・・。



油量が減ると 「減ってますよ〜」 って教えてくれるのですが、今回は違う部品が (たぶん) この教えてくれる部品が壊れているのを教えてくれた・・・・。 現代の車って、すごいんだか・・・・すごくないんだか、よくわかりませんね。




で、こちらの広い作業 スペース に広がった プラスチッキー な部品たちは・・・・。 
おお、よく見ると スピードメーターパネル がこちらを向いているのがわかります。



おーっと、無残な2号車の残骸・・・・ではなくって、ダッシュボード の中身を全部出すと言う事は・・・・ハンドル が接続された骨組み (クロスメンバー) も取り外さないと取り出せないのでありました。 





手前の スマート の奥で、身動きが出来なくなっている弊社 2 号車。
左の作業 スペース のかなりの面積を 2 号車から取り外した部品で占有されてしまっています。
ブロアファン や ヒーターコア が組みあがった エバポレーターハウジング の前で呆然と立ちすくむ・・・・ではなくって、テキパキ と作業を進める中島さん。
呆然としてたのは、携帯で写真を撮っていた僕なわけで・・・・「元に戻るのかな〜」 な心境でありました。
作業をお願いしての帰り際 「クロスメンバー 外した状態だと、10台に1台くらい フロントガラス が割れるんですよ」 って笑顔の中島さんからお言葉をいただき、お尻を ムズムズ させての帰宅でありました。
おかげさまで、ガラス が割れることもなく エバポレーター・ヒーターコア・ブロアファン の三種の仁義・・・・じゃなくって、三種の神器の交換が終了したわけであり余した。




こちらは分解される前、部品を揃えて中島 モータース さんへ入庫のときですね。




以上は弊社2号車、「春の陣」 (4月のこと) だったのですが、以下は昨日でございます。
三角 マーク は、ハザードスイッチ でありますが・・・・ハザードランプ が壊れたわけではございません。
各消耗品類の交換時気が2循目になっていると、暫く前に書いていましたが・・・・先週から ウインカー が点滅しなくなってしまったのです。
で、僕の場合部品を売っている当事者なので 「あ、ウインカーリレーね」 って、普通は思うでありましょう。 が・・・・この初期型の TT には ウインカーリレー という固有の名称の部品がなく、ハザードランプスイッチ が兼任していることを前回の交換時に知っていたのでした。



中島さんの手には交換されて取り外された方の、グレ て不良になってしまった ハザードスイッチ。 
ウインカーリレー の交換だったら、ほんの 2〜3 千円ほどかと思いますが、初期型の TT は、この車だけの専用品で・・・・高こうございます。 ちなみに VAG での品番は 8N0−941−509B となり、頭の三桁の 8N0 で TT 専用部品とわかります。



中島さんの右手には ハゼット の マイナスドライバー は、このときの物で・・・→ http://d.hatena.ne.jp/color-king/20141014




で、「何がダメになったのか見てみましょうか」 で登場したのが顕微鏡であります・・・・。 
ケース から出された ハザードスイッチ は・・・・プリント 基板の電子部品。 暫く覗いて 「あー、ここですね」 で見せていただいたのが、ハンダ の剥がれでありました。


うーむ、空冷 VW の時代にはこの様な部品は無かったので、こんな壊れ方はしませんでしたね。
現代の センサー が無数に使われている車は、機械が壊れる・・・・というよりも、ハンダ が剥がれたり ハンダ に クラック が入ったりでも故障してしまうのでありますね。



業販専門にて、T3 バナゴン・T4ユーロバン・空冷ビートル等のフォルクスワーゲン用部品を扱っています。 

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