今日はこれからデニーズディナー・・・。川瀬ブログです。

今日はこれからデニーズへ発注検討書をもって、杉島とディナーであります。　　と言っても、デニーズで発注が出来るわけではなくって、戻ってきてからの送信となるのです。

今日の部品は今世紀に生産されたフォルクスワーゲン・ルポ用に取り寄せ依頼を受けて手配したボールジョイントでありますが・・・・。
水冷ワーゲン（乗用車用）の部品は難しい・・・、とつくづく感じたわけであります。

フロントサスペンション、ストラットの下の方で頑張っている部品ですが、弊社の通常在庫品のＴ３バナゴンやＴ４ユーロバンのダブルウイッシュボーン用の片側２個と違って、装着されているのはロアアームに１個だけ。　（おっーと、空冷ＶＷのトーションバーモデルも片側２個でありました）
ボルト３本止めなので、交換でロアアームを外して油圧プレスに掛ける必要のない設計となっています。

今回は純正品が供給終了となっていたのではなく、ドイツ本国からの補充待ちが続いているとの事で弊社に純正品番６Ｅ０−４０７−３６５をお知らせいただき、ルポ用の右側を社外品にて手配したのでありました。

で、右側の注文なのに何で左右取り寄せることになってしまったか・・・・、ＶＷの純正品番の奇奇怪怪に翻弄されたわけで・・・・。
「部品番号の６Ｅ０−４０７−３６５で、右側のボールジョイントっておかしいじゃん」ってお気づきの方は、素晴らしい方です。
９桁目の数字が奇数は左側って、昔から決まっておりますが・・・・年式によって、既成の左側部品が・・・・右側にちょうどよかったのですね。　で、ご注文の車輛には末尾奇数の品番なのに、右側装着なわけでありました。　
ただし、最初に取り寄せた右側部品を納品したところ・・・・「左が来ています」って、出戻りになってしまったのです。
で、リベンジは・・・・同じ社外品メーカーの左側部品を取り寄せて、納品となった訳でありました。　

ＶＷアウディマーク付の四角い部品は・・・・。

小さくＶＤＯのメーカー名とＭａｄｅ　ｉｎ　Ｇｅｒｍａｎｙと入っているのが、わかるな・・・。
Ｔ３バナゴン用に取り寄せ依頼をいただいた、ブレーキランプワーニングユニットの裏側であります。

本体から上下左右に生えている、腕というかベロというか・・・あっ爪ですね（杉島より）、この爪がメーターパネルの所定位置で「エイヤっ」と、突張っているのであります。
多くの方が見ることの少ないであろう部品の裏側は、いろいろな仕掛けや情報を知ることが出来るので楽しいのであります。

多くの方が見るのはこちら側で、ＡＢＳやブレーキのワーニングユニットとなります。

ご依頼車輌はＴ３バナゴンですが、「へー、バナゴンにもＡＢＳが付いているんだ」って思われた方もいらっしゃるでしょうね。
ご依頼をいただいた９０年代のＴ３バナゴン用は、元々ＡＢＳ付と無しでは違う部品番号だったのですが「もう、一緒になりましょう」って話があったかどうかわかりませんが、現在はどちらもＡＢＳ付用の品番２５１−９１９−２３２Ｎに統一されております。
統一されても入手出来るうちはいいのですが、こちらの部品は２００９年の夏にフォルクスワーゲンでの供給が終了。　
で、「入手不可品はカラーキングだ」・・・って思ったかどうかわかりませんが弊社にお問い合わせがあり、めでたく手配から納品とあいなりました。