さてさて、2014年も後半戦。 川瀬ブログです。

屈強なる空冷VWスペシャルショップの皆さんや、こよなくVWを愛するマニアな方々が見たら 「何年式のどこそこ仕様」 ってわかってしまうでしょうか。




今日から7月で今年も後半戦、カレンダーも半分が終わってしまいました。
で、ワールドカップも後半戦。 決勝リーグへ勝ち進んだドイツは準決勝へ進み、アメリカもまだ残っております。 弊社の仕入れ先でもある両国ですが、ドイツの担当者は熱狂的なサッカーファン。 一方、アメリカにいくつかある担当者さんの方々は・・・・ワールドカップをやっているのも知らないかもしれませんね。




こちらのネジは、弊社の新在庫品。 ドイツへ純正品を2個発注したら 「ラッキー! 10個も来ちゃった」 と思ったら、しっかり10個分納品書に載っておりました。
輸入の仕事をしていると、今回のように発注数が違って納品されて 「エーッ」 っていう事がちょいちょいおこります。 今回のボルトはこの形状から想像できるように高額なものでありますが、VWの発注単位での納品となってしまいました。
部品名は何かと申しますと、バンジョーボルトという乗りの良い名前がついております。




バンジョーボルトで固定される部品はこちらですが、このボルトはこの部品を固定する役目の他に自分の中を液体を通すという重要な役目を担っております。
子供のころに使っていた弁当箱のような部品は、ATFクーラー。 T4ユーロバンのATミッション用のもので、こちらはしばらく前から在庫で持っているものです。 黄色いキャップのところに、ウォーターホースが刺さって、水 (冷却液) が通ります。 で、ボルトの中をATFが通り、弁当箱・・・・じゃなくて2重構造のATFクーラーへと運ばれます。 アツアツのATFを冷えた水でさますので、この部品の負担は大きいのですね。 ある日、外に水が漏れだしたりすることもありますが、ATFと冷却液が相互乗り入れを始めちゃうと始末に悪いです (地下鉄ならいいのですが・・・・)。
2本ネジの部分が見えているのが、今回の新在庫品のバンジョーボルトです。 沢山来てしまったので、相互乗り入れの前に交換をお勧めであります。




杉島の手に乗っているのは、パワーウインドーのモーター。 新在庫品の反対で、本日最後の一個が出荷となってしまいました。




最後までどっちを後ろと呼んでいいのかわかりませんでしたが、しっぽのようにシャフトが見えるので・・・・今日はこちらがお尻といたします。
お尻の側をウインドーレギュレーターのギア部分に接合すれば、スイッチ一つで窓が上がり下がりしてくれます。 このモーターのおかげで、人間がグルグルしないでいられるのです。




部品は Made in Germany のBOSCH 製。 こちらは、T3バナゴン用のパワーウインドーモーター。 モーター自体は純正品と同じ BOSCH なのですが純正品には右は右側用の、左は左側用の配線とカプラーがついておりました。 なので、右側の品番と左側の品番がありましたが、だいぶ前に入手不可。 弊社でも、入手不可後はこちらの製品の扱いだけとなっていましたが・・・・ついに最後の一個が、本日出荷となり補充の予定もないのでありました。 (さー、困りましたね・・・・)


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